今回の参加は、ポートフィリップ市で、市民の皆さんとスクエアダンスを踊ってみたいという単純なきっかけでした。もう一つ、歓迎レセプションでスクエアダンスを踊ってみてはどうかという大府市の担当課からの問合わせもあったからでした。

　実現への第一歩は、ポートフィリップ市かメルボルンなど周辺の市にスクエアダンスクラブがあるが、連絡が取れないだろうかと、英語の得意なエレンさんにお願いすることから始まりました。

　幾つかあるスクエアダンスクラブのなかから、「クロスロード」にご了解いただき、日程などの調整や、足の心配まで、何度かE−メールで連絡をして戴き本当に助かりました。

五日目、最初は、大府市石ヶ瀬小学校と姉妹校のセントギルダ小学校を訪ねる。低学年の小型携帯パソコンを使ってゲームを取り入れた算数の勉強、電子画面の骸骨の振りに合わせたダンスなど、進んでいるな、現代的だなと思う。

そして、いよいよ市民交流ワークショップの会場・ポートフィリップ市庁舎へ。セントキルダの由緒ある広いホールがとてもいい。会場内は幾つかのコーナーが用意されている。ティーセレモニー、カリグラフ、フラワーアレインジメント、オリガミ・ペイパーフォールディングなどで、予想以上に多くのポートフィリップ市民の方が参加して下さった。
外は生憎の雨、でも会場内は、熱気と活気と元気。オリガミコーナーをお手伝いした私たちは、片言の英語や身振り手振りで十分通じることがよくわかる。  

昼食後は、市庁舎の見学、少ない議員数や、よく交代する市長、など驚きもある。午後は、セントキルダ桟橋など市内観光。

　夜は、待望の「クロスロード」クラブとのスクエアダンス交流。ダンスの英語は、日頃の練習効果が表れ、素晴らしいコーラーの歌声に楽しく踊ることができた。
　途中のティータイム（日本ではスナックタイムかな）は、到着前の心配はよそに、何とか思いが通じたようだ。ダンス会場への往復は、マキシータクシー。事前にその存在を知り、いろいろな経緯があった故全員が一度に乗れてまたまた話題となる。

六日目は、公式行事へ参加、植物園へ。その一画に日本風庭園があり、ここへ日本風石灯篭の寄贈と、ツツジの植樹のセレモニー。その後バラ園などを見てまわった。

午後は、姉妹都市両市長による２０周年のサイン式典と、歓迎レセプション。その最後飾って「クロスロード」クラブと大府スクエアダンスクラブのメンバーが華やかに、楽しく踊りを披露できた。最後の曲はダンス風にアレンジされた♪スキヤキ（上を向いて歩こう）、曲に乗って手拍子もあり会場が湧いた。

七日目は３つのオプショナルコースに分かれて旅の締めくくり。私たちは、「エレンのお勧めメルボルン市内歩きコース」。ベイビューホテルからマキシータクシーで、メルボルン中心地のブロックアーケード、名古屋ならさしずめ大須、でも、もちろんオーストラリア風、色々な国の感じがミックスし、調和した街並み。また、トラム（市電）と自転車道と歩道が３つに分離され、車道が無かったりして安全に通行できたり、極端に短い横断歩道の信号に驚いたり。とメルボルンを散歩しながら楽しめたコース。免税店へ無理ムリ行く観光会社コースとは大違い本当のメルボルンを楽しむことが出来た。